NECは、SQL Server 2008をベースとしたDWHソリューション「SQL Server Fast Track Data Warehouse」を搭載したアプライアンス製品を、9月15日より販売開始すると発表した。

NECが発売するDWHアプライアンスは、同社のサーバ「Express5800シリーズ」およびストレージ「iStorage Dシリーズ」を組み合わせたもの。

Express5800 R120a-2

今回の提供あたり、NECとマイクロソフトは、「NEC版 SQL Server Fast Track Data Warehouse」構成を共同で開発。NEC版では、従来の「SQL Server Fast Track Data Warehouse」の最小構成(ストレージ2台構成(4TB))よりも低コストで導入可能なストレージ1台構成(2TB)から提供することで、小規模システムから中規模システムまでのDWHに対応する。

iStorageD1

「SQL Server Fast Track Data Warehouse」を搭載したアプライアンスについては、すでデル、HPが発表しているが、国内ベンダーとしては初となる。

NECでは今回のDWHソリューションの提供にあたり、自社のBI/DWH構築の専任技術者による SIサービス 「DecisionNavigatorR(ディシジョンナビゲータ)」に対応する製品ラインアップに「NEC版SQL Server Fast Track Data Warehouse」を追加し、約80名の専門組織がPDCAサイクル構築のコンサルティングサービスから BI/DWH ソリューション構築までトータルなソリューションを提供する。

また、10月より、マイクロソフトとの共催セミナーを開催し、商談の発掘から提案、販売活動を実施していくという。

「NEC版SQL Server Fast Track Data Warehouse 」の提供価格 (税抜参考価格)は、Express5800 R120a-2(Intel Xeon X5570 Quad Core 2.93GHz×1)、iStorageD1-10(Dual Controler, 300GB ×12ドライブ)、25クライアント アクセス ライセンスで、808万8800円となっている。