米Intelは9月14日(現地時間)、CEOのPaul Otellini氏の下に、3人のシニアエグゼクティブを置く大幅な組織改編を発表した。

エグゼクティブ・バイスプレジデントのSean Maloney氏とDadi Perlmutter氏を共同責任者とするIntel Architecture Group(IAG)を新たに設置し、その傘下に以下の6つの主要製品グループを置く。

  • PC Client Group:モバイルおよびデスクトップ製品

  • Data Center Group:サーバ、クラウド・コンピューティング、ネットワーキング、HPC

  • Visual Computing Group:ビジュアリゼーション

  • Ultra Mobility Group:モバイルハンドヘルド機器向けIntelアーキテクチャ

  • Embedded and Communications Group:組み込み機器および通信機器

  • Digital Home Group:エンターテインメント・システムおよび家電

また製造部門のTechnology and Manufacturing Group (TMG)を、最高総務責任者であるエグゼクティブ・バイスプレジデントのAndy Bryant氏の直属とする。TMGの責任者は、これまで同様にBob Baker氏、Bill Holt氏、Brian Krzanich氏の3人。

新体制では、IAGでビジネス/オペレーション分野を率いるMaloney氏、同じくIAGで製品開発を統括するPerlmutter氏、そして製造部門担当のBryant氏の3人によってコア事業が運営される。これによりCEOのPaul Otellini氏は企業戦略により多くの時間を割り当てられ、「(Intelの)成長イニシアチブを推進できる」としている。

なおMaloney氏のIAGへの異動に伴い、Sales and Marketing Group (SMG)の責任者にTom Kilroy氏が就任する。

組織再編とともにIntelは、これまでDigital Enterprise Groupを率いてきたPat Gelsinger氏と、ゼネラルカウンセルのBruce Sewell氏の退職を発表した。Gelsinger氏は、EMCのInformation Infrastructure Products Group担当のプレジデント兼COOに就任する。