Alteraは9月14日(米国時間)、同社FPGA「Stratix IV」のエンハンスト・デバイスシリーズ「Stratix IV E」に、82万ロジックエレメント(LE)を集積したハイエンド製品「Stratix IV E EP4SE820」を追加したことを発表した。
これによりStratix IV Eシリーズは、LE換算で23万から82万の集積度を持つ5つのデバイスがラインナップされることとなり、EP3SE820を活用することで、ASICプロトタイピングにおいては、より大規模はASIC設計を1チップのFPGAに実装することが可能となる。そのため、同社では、ボード設計の簡素化により、デザインパーティションの数を最小限に抑えることが可能となるとしている。
また、EP3SE820は82万LEのほか、65万個のレジスタ、23.1Mビットの容量で600MHz動作の内部メモリ、最大550MHzで動作する960個の18×18乗算器、1,120本のI/Oピン数、1.25GbpsのLDVS性能などを主な機能として備えている。
さらに、Stratixファミリ間のシームレスなデバイス移行が可能なため、即座に設計を開始できるほか、デバイスのピン配列や回路ボードのレイアウトの変更なしに、既存のStratix IIIからStratix IV Eへの移行も可能となる。