STMicroelectronicsは、デジタル放送やブロードバンド・インターネット接続経由による双方向デジタル・テレビ・サービスの受信が可能な次世代STBのデモ・プラットフォームを完成させたことを発表した。
同プラットフォームは、欧州の次世代ハイブリッド・コネクティビティに対応した最初のリファレンス・プラットフォームの1つとして、Astra、Ant、IRT、Philips、OpenTV、Canal+、France TelevisionおよびTF1を含む「HbbTV(Hybrid Broadcast Broadband television)」、および「AFDESI(Association for the Development of Enhanced TV services and Interactivity)」にて活用される。
DVB-T/T2、DVB-S/S2、またはDVB-Cチューナと、ブロードバンド・インターネット接続を組み合わせたSTBの標準機能を提供することが可能で、チップセットは、IP接続をサポートする実証済みのH.264/VC1/MPEG-4 HDデコーダIC「STi7109」をベースに設計されているほか、プラットフォーム機能として、デジタル・ビデオ録画(DVR)機能、さまざまなフォーマットに対応したオーディオ/ビデオ・デコード、IPビデオ・オン・デマンドとブラウザ・サポート、およびすべての双方向サービスと複数のコネクティビティ要件に対するサポートが含まれている。
また、同ソリューションは、オープン・プラットフォームであるため、適切な任意のミドルウェアに移植することが可能である。