All Your Tweet Are (Now) Belong To You. ──Twitterの利用規約変更が発表された。新規約での最大のポイントは、ユーザーの投稿した"つぶやき"の権利がユーザー自身に帰属することが明記された点だろう。また広告掲載についても引き続き検討段階であることが示唆されている。

米Twitter共同創業者のBiz Stone氏は9月10日(現地時間)、Blogへの投稿の中でTwitterのTerms of Service (TOS)を変更したことを発表した。変更されたのは「Advertising」「Ownership」「APIs」「SPAM」。APIについては利用ガイドが、SPAMと誹謗中傷行為については認定ガイドラインがそれぞれ付記されている。

今回の変更点で大きいのはOwnershipの欄だ。「Twitterはあなたの"つぶやき"を、利用、コピー、再掲載、処理、改変、出版、送信、掲載することが可能」という従来の権利を主張する一方で、「これらつぶやきの権利はあなたに帰属します」という一文が加わっている。Twitterへの投稿が誰に帰属するものかは長きにわたって議論されてきたが、Twitter側では改めてユーザーの権利を明記したことになる。

またTwitterは広告を掲載しない無料サービスであることが知られているが、「依然として広告掲載にはオープンな姿勢で臨む」とコメントしており、今後の広告掲載の可能性を否定していない。Twitterは同時に有料アカウント設置の可能性も示唆しており、人気サービスを広告と有料アカウントの両面で支えていく方針のようだ。