米Facebookが、同社のサービスの軽量版となる「Facebook Lite」(http://lite.facebook.com/) の提供を米国とインドで開始した。
Facebook Liteはコミュニケーションに機能を絞り込んだシンプルなデザインになっており、低速なインターネット接続環境においてもサイトがすばやくロードされる。メイン・ツールバーには「Profile」「Events」「Inbox」が並ぶ (FriendsはProfileページ内)。通常版のFacebookを簡素化したインターフェイスを通じて、Wallやステータス・アップデート、写真・動画のアップロード、イベントの確認、友だちの追加など、Facebookの基本的なソーシャル機能を簡単に利用できる。
現時点でLiteはサードパーティのアプリケーションをサポートしていない。利用できる機能は制限されるものの、コミュニケーション目的のソーシャルネットワーキングサービスとしてFacebookを利用したいユーザーにとってはLiteの方が分かりやすく、そして使いやすい。Facebookの友だちとの結びつきとTwitterのシンプルさを併せ持ったサービスと言える。Facebookはまた、Liteの追加が、高速なインターネット接続サービスを利用できない地域にも同社のサービスを浸透させるきっかけになると期待している。