パナソニック電工は10月1日、雨といに流れる雨水を貯めることができる雨水貯留タンク「レインセラー150」を発売する。戸建住宅のたてといに設置するタイプで、容量は150リットル。価格は、タンク本体と雨といとの接続部材「たてとい接続キット」のセットで6万3,000円。

雨水貯留タンク「レインセラー150」

同貯留タンクは新築および既存住宅に設置が可能で、貯めた雨水は花木、野菜、果実への水やりや打ち水などに活用できる。市販のジョウロ(5リットル)を使用した場合、約30回の散水に対応。「たてとい接続キット」を住宅の"たてとい(屋根と地面をつなぐ部分)"に接続して雨水を取り出す仕組みを採用し、タンクが満水になると雨水をたてといに戻すシステムも備える。雨水を取り出す部分にはフィルターを配し、大きなゴミを除去するとのこと。

雨水を貯める仕組み。「取り出します」と「戻します」は「たてとい接続キット」の構成パーツ

また、光の透過を防ぐ材料をタンク本体に使用して藻の発生を抑制。本体上部のふたを取り外し可能とすることにより、タンク内部の掃除も手軽にできるとしている。そのほか、「たてとい接続キット」はミルクホワイト、パールグレー、しんちゃ、ブラック、モダンベージュの5色を用意。同社製のたてといと同色のため、雨といとのコーディネートが可能とのこと。タンクのサイズは750(幅)×1,100(高さ)×370(奥行き)mm。

蛇口はレバー式のシンプルなもの

上部のふたを外せば掃除や水量チェックが可能

底部には雨水排出用のドレンキャップを装備