NECエレクトロニクスとWind Riverは、マルチメディアプレーヤやワンセグテレビをはじめとするモバイル機器向けLinuxソリューションを共同開発するための協業を拡大することを発表した。

同協業拡大の第1弾として、NECエレクトロニクスは、同社のモバイル機器向けシステムLSI「EMMA Mobile 1」向けWind River Linuxテクノロジをベースとしたソフトウェア開発キット(SDK)の提供を開始しているほか、2009年後半から2010年にかけて、デジタル・マルチメディア・コンシューマ・デバイスをターゲットとした同LinuxベースのEMMAシリーズ製品向けSDKを複数発表していく予定としている。

同SDKは、パートナーより提供されるEMMA Mobile 1向けハードウェア開発キット(HDK)と組み合わせて利用することで、設計者はEMMA Mobile 1のシステムパフォーマンスをテストおよび評価するとともに、システム向けミドルウェアやソフトウェアの開発を行うことが可能となr。また、既存のLinuxソリューションをWind River Linuxへ移行する際にはWind Riverのプロフェッショナルサービスを利用することで、バックアップを受けることができる。