米Cypress Semiconductorは、同社のPSoCアーキテクチャをベースとした完全統合型タッチスクリーンコントローラ「TrueTouch」として新シリーズとなる「TMA300」ファミリを発表した。32KBフラッシュ内蔵品「CY8CTMA300E」と16KBフラッシュ内蔵品「CY8CTMA301E」があり、36ピンもしくは48ピンQFNパッケージで提供されるほか、300Eは49ピンCSPでも提供される。すでにサンプル出荷を開始しており、すでに複数のデザインウィンを達成しているという。

TrueTouch「TMA300」ファミリ

同コントローラは、同社独自のマルチタッチオールポイント技術の次世代技術を採用しており、統合アナログ・センシング・エンジンにより、正確なタッチスクリーンのユーザエクスペリエンスを実現することが可能だ。x/y座標上の正確な位置で複数の指の動きを同時に追跡でき、ユーザ側の遅延や間違った「ゴースト」応答を伴う問題が発生しないのが特長。

また、3mmの受動スタイラス入力、耳、顔、手のひらによって拒否できる近接検知、防水、Symbian、Android、Windows Mobile、Windows7などのOSタッチ要件を満たす「ホバー」機能などの複数の新機能をサポートしている。