ノーテルネットワークスは、ソフトウェアベースのユニファイドコミュニケーション ソリューションの新製品「Software Communication System(以下、SCS)3.0」を発表した。

ソフトフォンである「SMC3456」

SCS 3.0は、ソフトウェアによって音声電話、TV電話、ビデオ会議、インスタントメッセージ、ボイスメッセージなどの機能を提供する。パッケージには、Linuxが含まれており、一般的なサーバのハードウェアを用意すればインストール可能だという。

最大4人まで可能なビデオ会議

オープンなWebベースのインタフェースを採用しており、GoogleApps、Skype、Yahoo!メッセンジャー、IBMのノーツなどと統合することができるという。

50-1000名クラスの中堅企業をターゲットとしており、100名ユーザーの場合、1ユーザーあたりの価格は3万6000円になるという。ライセンスによる機能の差異はないという。

加Nortel Networksは今年の1月、破産法の適用を申請したが、Alteon事業は2009年2月ラドウェアが買収、CDMA事業とLTEアクセスに関する資産はスウェーデンのエリクソンに売却され、残るエンタープライズ事業に関しては、現在入札が行われており、9月11日に売却先が決定、9月15日に裁判所の承認が行われる予定だという。

いずれにしてもどこが事業を買収するかは9月15日を待たなければならないが、日本法人社長のレイ・テスク氏は、「今後も製品の提供とサポートを継続に行っていく」と述べた。

ノーテルは、Nortel Bisiness Service Grouo(NBS)を新設しており、ノーテルの各事業部の移行業務をサポートしたり、ユーザーにサービスを提供していくという。

レイ・テスク氏は「もし買収先が一部の事業を引き継がない場合でも、NBSがサポートを行っていく。そのためにNBSを設立した」と述べ、日本を含め買収後もサポートを継続して行っていくことを明らかにした。