日本ユニシスは9月9日、日本ネティーザのデータウェアハウス専用サーバ「Netezza DWHアプライアンス」の構築実績を基に作成した独自のシステムテンプレートを用いて、短期間かつ低コストでデータウェアハウスシステムを構築可能な「Netezza DWH構築サービス」の提供を開始した。

企業で用いられている業務システムと連携するDWHを構築するには、日々のデータ連携が必要であるうえ、システム運用を自動化するために自社でプログラムを開発するか、高価なデータ連携ソフトや運用管理ソフトの購入が必要だ。

同社ではこうした背景を踏まえ、企業がDWH構築時、高価なソフトウェアの購入や稼働後のメンテナンスにかかる負担を大幅に軽減し、短期間で作業を済ませ低コストで運用可能にするために、同サービスの提供を開始した。

同サービスでは、「データベース構築」、「運用構築」、「データ移行」、「スキル修得」を支援する。運用構築の支援では、データ連携・バックアップ・障害監視などの日常の運用業務を自動化する仕組みをテンプレートを用いて構築する。テンプレートの利用により、最短1ヵ月で既存データベースからの移行が可能だという。

データ連携、運用管理、障害監視のテンプレートが提供する機能は以下のとおりだ。

  • データ連携→ファイル取得、ロード(入替・追加・更新)、SQL実行、データ配信
  • 運用管理→ジョブスケジューリング、システム管理、バックアップ
  • 障害監視→障害検知、障害通知

Netezza DWH構築サービスの仕組み