iPhone向けWebアプリケーションの開発において、jQuery使いなら見逃せないプロダクト「jQTouch」のベータ版がリリースされた。同プラグインを使用すれば、ネイティブアニメーションを伴うWebアプリケーションでも簡単に開発できるようになる。jQueryベースのため、強力なAjaxアプリケーションだって可能だ。本稿ではjQTouchを使ったWebアプリ開発方法を紹介しよう。
David Kaneda氏は8月30日(米国時間)、jQTouchの最新版であるjQTouch 1.0(beta)をリリースした。jQTouchはThe MIT Licenseのもとで公開されている、iPhone上で動作するWebアプリケーション開発に特化したjQueryプラグイン。デベロッパはjQTouchを使用することで、テーマやネイティブアニメーションをともなうiPhone用Webアプリケーションを簡単に開発することが可能となる。
jQTouchの特徴は次のとおり。(jqtouch - Project Hosting on Google Codeより一部抜粋)
- さまざまなSelectorオプション
- テーマサポート (Apple, jQTouch custom themeの2種類が同梱)
- コールバック関数のサポート
- ページ履歴の管理、3Dフリップを含んだ CSS3 page transitions
- フルスクリーンモードでのアプリ起動、iPhoneスタートアップスクリーンに表示するアイコンのカスタマイズが可能
- jQueryによる強力なAjaxアプリケーションの構築が可能
iPhone向けWebアプリケーションを実装したことがないデベロッパでも、jQTouchを使えば比較的簡単に「いかにも」な動作をするWebアプリが開発できるようになる。本稿ではこのjQTouchの使い方をひととおり紹介しよう。