RADVISION Japanは9月8日、多地点接続装置(Multi Point Control Unit: MCU)「SCOPIA Elite」3モデルと、HD対応のビデオ会議専用端末機「SCOPIA VC240」を発表した。

SCOPIA Eliteは、同社製MCUの最上位機種に位置づけられる製品。フルHD/H.264SVCに対応、SD(標準画質)で最大120ポートまでの接続が可能、PC間の接続をMCUを経由することなく行えるといった特長がある。また、各社のビデオ会議専用端末機やPCと台数制限なく接続できる、運用を自動化するソフトウェア「iView Suite」が無料で利用できる、といったSCOPIAシリーズ自体の特長も引き継がれている。

SCOPIA Elite 5230

今回発表されたのは、「SCOPIA Elite 5110」「同 5115」「同 5230」の3モデル。各モデルの詳細は以下のとおり。いずれも本日より販売が開始される。

  SCOPIA Elite 5110 SCOPIA Elite 5115 SCOPIA Elite 5230
サイズ 1U 1U 3U ATCAシャーシ
高解像度ポート数 10 15 30
高解像度 単画面切替ポート数 40 60 120
標準解像度(352p)画面分割ポート数 40 60 120

また、同社は併せて、ビデオ会議専用端末機「SCOPIA VC240」を国内で販売開始することも発表した。

SCOPIA VC240は、サムスン電子と共同で開発した端末で、HD対応の24インチワイド液晶画面、カメラ、マイク、スピーカー等を搭載。SCOPIA Eliteと組み合わせることで、個人向けのテレプレゼンス環境を構築できるという。

SCOPIA VC240

SCOPIA EliteとVC240はともに代理店を通じて販売され、3年間で70億円の売り上げを目指している。