デルとマイクロソフトは「データセンターの仮想化インフラ」、「ユニファイド・コミュニケーション」、「デスクトップ環境の最適化」、「データベースマネジメント」の4つ分野におけるソリューション提供で協業を強化すると発表した。

両社は今後、これらの分野で協業チームを組織し、セミナー案件の提案やシステム構築支援などを共同で実施していく。

データセンターの仮想化インフラの分野では、大企業向けに、デルのシステム運用管理ツール「Dell OpenManage」のハードウェア管理機能をマイクロソフトの運用管理ソフト「System Center」へ統合する。

ユニファイド・コミュニケーション分野では、マイクロソフトのOffice Communications Server 2007 R2、Exchange Server 2010、およびExchange Server 2007を企業ユーザーの環境に合わせ、デルのプロ・コンサルトで一括設計、構築を行う。

これに向けてデルでは、同社の東日本支社のデル ソリューション・イノベーション・センターにデモ環境を完備し、ユーザーへの提案から導入までをサポートする。

デスクトップ環境の最適化では、Windows 7を中心とするクライアントPCの運用上の課題解決、クライアント環境の最適化や仮想化をデルのプロ・コンサルトを用いて実施し、正常に動作しないアプリケーションに関してはApplication Compatibility Reportを作成して対応評価結果を報告する。

データベースマネジメント分野では、UNIXからWindowsへの移行を促進。大規模企業向けBIとして、マイクロソフトのSQL Server 2008とデルのサーバを組み合わせた、検証済み構成の製品「SQL ServerFast Track Data Warehouse」を提供する。

また、中小規模向けのBIソリューションをメニュー化して提供し、新たな需要を開拓する。