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The Geek Stuffは8月10日(米国時間)から3 Books Giveaway – Learning Nagios 3.0, Hacking Vim and Mastering OpenLDAPにおいて、質問に答えた人にランダムで書籍の無償PDF版を進呈するというコンテストを実施していた。質問のひとつに「どのシステムモニタリングツールが好きで、その理由はなにか」というものがあり、集計結果がRamesh Natarajan氏のもとTop 5 Best System Monitoring Toolsにおいて発表された。
コメントに寄せられたシステムモニタリングツールは人気順に次のとおり。
それぞれ説明は次のとおり。
Nagios
ネットワークモニタリングソフトウェア。GNUライセンスのもとOSSとして提供されている。もっとも使われているネットワークモニタリングツールのひとつで、長い間多くのユーザに活用されている。
Cacti
ネットワークモニタリングソフトウェア。GNUライセンスのもとOSSとして提供されている。RRDtoolに対するフロントエンドとして機能し、ネットワークトラフィックモニタリング、ネットワーク通信帯域モニタリング、CPU負荷モニタリングなどに活用できる。いくらかの管理者はNagiosとCactiを双方ともにネットワークモニタリングツールとして活用している。
Top系ツール
いくらかのユーザはtopが好みのモニタリングツールだと答えた。ほかにもネットワーク情報をtopのように出力するntopや、topにいくらかの拡張機能を追加したhtopがあげられていた。ntopはHTML出力やWebサーバとしても機能し、htopはCUIながらもマウスによる操作にも対応している。
Zabbix
商用サポートも提供されているオープンソースソフトウェアのモニタリングソリューション。アプリケーションやネットワークのモニタリングを提供するソフトウェアで、さまざまな方法で情報を収集し、いくつもの方法で通知を提供する。
Munin
RRDToolに対するフロントエンドでCactiによく似ている。プラグアンドプレーのアーキテクチャに特徴があり、導入すれば調整なしにそのまま使えるプラグインが多く存在する。
Nagiosがほかの候補を引き離してコメントを獲得しているものの、母数が130とそれほど多くないこと、コンテストの懸賞としてあげられた書籍が"Learning Nagios 3.0"だったことは考慮する必要がある。なお、NagiosとCactiはInfoWorldが発表した2009年のエンタープライズおよび開発系OSSベスト40のネットワーキングおよびネットワーク管理部門にも取り上げられている。