米Googleのトップページに5日(米国時間)、UFOが描かれたロゴが登場した。Googleの2番目の"o"の文字を連れ去ろうとしているのだが、ロゴにはナゾのメッセージが付けられており、その意味について様々な推測が飛び交っている。中には、直前に海外のメディアで紹介された鳩山代表夫人のUFO発言の影響を指摘する声もある。

GoogleのUFOロゴをクリックすると、「unexplained phenomenon」(説明のつかない現象)という検索画面が開く。またUFOロゴが登場したタイミングでGoogleのTwitterに、UFOロゴの画像へのリンクと共に「1.12.12 25.15.21.18 15 1.18.5 2.5.12.15.14.7 20.15 21.19」という暗号メッセージが書き込まれた。

この暗号は1=a、2=b、3=cというように、数字とアルファベットを順番に組み合わせると解読できる。中身は「all your o are belong to us」(すべての"o"をいただいた)。これは東亜プランが開発したSFシューティングゲーム「ゼロウィング」の海外版(メガドライブ版)で、冒頭のストーリーに出てくる台詞「All your base are belong to us」を忠実に真似たものだ。奇妙な言い回しのブロークン英語の代表として、欧米のゲームやネットの世界で"超"がつくほど有名な台詞である。

だが、ゼロウィングが日本のゲームであるのを加味して考えても、鳩山夫人の発言に結びつけるのは少々強引すぎる。やはり素直にUFOに焦点をあてるべきで、現時点で最も支持されているのは、ニューハンプシャー州エクセターで5日に開催された「Exeter UFO Festival」に合わせて、ミステリーなロゴを用意したという見方だ。同地域は、過去に数多くのUFO目撃や遭遇事件が報告されている。

そのような中、韓国のGoogleブログにUFOロゴに関するメッセージがポストされた。その翻訳によると、UFOロゴは今後2度にわたるシリーズの第1弾で、次は15日に掲載されるという。答えが分かれば「なるほど!」と思える人物に関係があり、キーワードとしてミステリーや小説などを挙げている。

15日というと、「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」の作者ダン・ブラウンの新作「The Lost Symbol」の発売日だ。そこで第1弾としてExeter UFO Festivalのタイミングで、UFOにGoogleのシンボルである"o"を誘拐させた‥‥ということだろうか。15日のシリーズ第2弾のロゴが待たれる。