ベイテックシステムズは、遠隔のサテライトオフィスをネット上で1つのオフィスにする「サテライト空間サービス」と、Google Appsのメール機能でFAXの送受信が可能な「サテライト・FAX」機能を、新たに提供すると発表した。
サテライト空間サービスでは、遠隔にいるサテライト環境のメンバーが、あたかも1つのオフィスで仕事をしている雰囲気を感じられる空間の導入支援を行う。
具体的には、安価なネットワークカメラやテレビ会議システムを利用し、複数拠点のオフィスの状況をリアルタイムにWebで閲覧可能にし、各オフィスのライブ動画をプロジェクターで壁に投影する。
これにより、各拠点のメンバーは、壁の向こう側に他の拠点のメンバーがいるような空間を演出できる。
同社でもすでに導入し、東京の2拠点と沖縄オフィスの3拠点をサテライト空間として共有しており、その様子をWebでYuTubeの動画として公開している。
プロジェクターで壁に映し出された他のオフィス |
サテライト空間サービスでは、ネットワークカメラ、プロジェクタの販売、ネットワークカメラのセットアップ、ダイナミックDNSなどのネットワークセットアップ、セキュリティ関連、サテライト空間利用方法の教育やノウハウ提供などの支援を行う。
一方、サテライト・FAXでは、取引先や客先からのFAXはメールで受信し、FAX送信は、メールの本文や添付ファイルを利用して行う機能を提供する。
FAXのイメージは、添付ファイル(TIFF、JPEG)で処理が可能で、受信FAXを各担当者へ振分けすることもできる。
また、FAX送信、FAX受信のログを出力する事ができ、Excelにダウンロードすることも可能だ。
そのほか、FAX送信時の認証、FAX送受信データの保管、FAXを受信時のお知らせメッセージ表示などの機能を持つ。
このアプリケーションは無償で提供されるが、別途FAXサービスとの契約は、有償になる。