富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、富士通研究所が開発した技術をベースに開発したメール誤送信防止製品「SHieldMailChecker」を、9月14日より販売すると発表した。出荷は、9月28日に開始される予定だ。
この製品は、富士通グループ全体でもメール誤送信防止の標準ツールとして10万クライアントを対象に導入が進められており、2009年8月末時点でグループ100社以上で約7万クライアントに導入され、運用を行っているという。
「SHieldMailChecker」(シールドメールチェッカー)は、メールソフトから送信操作をした際、警告画面を表示することで、宛先間違いなどのメール誤送信を防止するソフトで、既存のメールソフトやサービスをそのまま利用することができるという。
メールの送信前にタイトル、本文、宛先、添付ファイル名をチェックし、宛先数が上限を超えた、社外宛てのメールにファイルが添付されている、タイトル・本文・添付ファイルに「社外秘」などの社外機密キーワードを含むなど、セキュリティポリシーに反する内容の場合、ユーザーに誤送信に対する気付きを促すとともに、メール送信をキャンセルする。
また、ユーザーごとのメール送信履歴を学習し、直近に送信許可した宛先をチェック対象外にすると同時に、しばらく送信していない宛先をチェック対象とする学習機能を持っているという(特許出願済)。
販売は100ライセンスから行われ、価格は100ライセンスの場合30万円(税別)、保守料が年間4万5000円(税別)で、追加ライセンスは、20ライセンスで6万円(税別)、保守料が年間9000円(税別)となっている
また、一社無制限ライセンスパックもあり、その場合価格は2000万円(税別)、保守料が年間300万円(税別)となっている
なお、同社では2010年3月31日まで発売開始記念キャンペーンを実施しており、その場合、価格は100ライセンスで18万円(税別)、保守料が年間3万6000円(税別)となる。