モリサワは、同社のフォントライセンスシステム「MORISAWA PASSPORT」および「MORISAWA PASSPORT ONE」を快適に使用するためのユーティリティツール集「MORISAWA PASSPORT COLLECTION」を発表した。
同ツール集にはフォント管理ツール「MORISAWA PASSPORT FontKeeper(以下、FontKeeper)」(Win / Mac)と、文字検索ツール「MORISAWA PASSPORT GlyphPalette(以下、GlyphPalette)」(Mac)が含まれ、フォントライセンスシステムの「アップグレードキット2009」による提供は11月10日から、フォントライセンスシステムへの同梱は11月21日から開始される。
「FontKeeper」は、必要なフォントだけを集めたフォントコレクションを作成し、 仕事に応じたフォント環境を効率良く切り換えることができるフォント管理ツール。書体検索機能によって必要なフォントを効率よく探すことができ、サンプル表示を使ったフォントの比較なども可能。また、作成したフォントコレクションは、MacintoshとWindows間で共有することもできる。
「GlyphPalette」は、読めない漢字でも、部首 / 画数 / 読み / 形状部首名などを指定して検索可能なOpenType文字検索ツール。お気に入り機能を使って、よく使う文字を効率良く使用することができるほか、お気に入りデータのインポートやエクスポートも可能。
その他に、「Adobe-Japan 1-6」の文字コード表をPDFデータで収録したOpenTypeコードブックが付属。文字を部首で字形を探すことができるほか、字形情報にはユニコード、Shift-JIS、CID番号や異体字リストなどの情報が掲載されている。
動作環境は、「MORISAWA PASSPORT」 の動作スペックに準拠(但し、Mac OS X 10.3.9には未対応)。「FontKeeper」は、Windows版とMacintosh版があり、「GlyphPalette」はMacintosh版のみとなっている。