Nokia Siemens Networksの第2代目のCEOとなるRajeev Suri氏

フィンランドNokiaは9月1日(フィンランド時間)、子会社Nokia Siemens Networksの取締役会がCEOにRajeev Suri氏を任命したことを発表した。Suri氏は10月1日よりCEO職に就き、現在CEOを務めるSimon Beresford-Wylie氏は、9月30日付けで退社する。

Suri氏はインド出身の41歳。1995年にNokiaに入社し、事業開発、マーケティング、営業・戦略などの部門で幹部を務めた。Nokia Siemensに籍を置いてからは、サービス事業を率いてきた。

Nokia Siemensは、Nokiaと独Siemensの通信インフラ事業部が合体した企業。2007年4月に発足以来、今回で初のCEO交代となる。Suri氏とBeresford-Wylie氏はともにNokia出身。Beresford-Wylie氏は9月30日付で退社するが、11月1日までCEO移行期間としてSuri氏をサポートするという。

通信インフラ業界はここ数年再編期にある。Nokia Siemensは先日、破産保護申請中のカナダNortel Networksの北米モバイル事業取得を試みたが、ライバルEricsson(スウェーデン)が落札した。Nokia Siemensは既存ベンダのほか、HuaweiとZTEなどの中国勢との戦いにも直面している。