9月1日(現地時間)、米国サンフランシスコのMOSCONE CENTERにおいて、米VMwareが主催する技術カンファレンス「VMworld 2009」が本格的に開幕する。

今回で6回目を迎える同カンファレンス。例年同様、今年も、経営者/システムオーナーから開発者に至るまで、ITシステムに関わるさまざまなステークホルダーを対象にしたセッションが多数用意されており、仮想化技術の"今"と"これから"をビジネス/テクノロジーの両面から覗ける内容になっている。

今年のテーマは「hello freedom」。その真意は明日のGeneral Sessionでの発表になるが、会場の至るところにこのメッセージが掲出されており、参加者の気持ちを早くも昂ぶらせている。

今年のテーマは「hello freedom」

会場内にはこのメッセージが至るところに掲載されている

展示ブース会場前で来場者を出迎える垂れ幕

General Sessionの会場前には謎のサーバが多数設置されている。この詳細もおそらく明日、明らかにされる

VMware vSphere」という新ブランド名を発表して初めて迎えた今回のカンファレンスでは、仮想化技術のビジネスメリットという切り口が大きなポイントの1つになる模様。すでに仮想環境の管理面に焦点を当てた新ブランド「VMware vCenter Product Family」やVMware ESXi向けの導入サポートサービス(Webサイト)「VMware Go」のニュースリリースが公開されており、これらの詳細が説明される予定だ。

また、今年8月11日には、オープンソースのInversion of Control(Dependency Injection)コンテナ「Spring Framework」やJava VM上で動作する動的開発言語「Groovy」などの開発元として知られるSpringSourceを買収しており、そのねらいや今後の方向性についても明らかにされると見られる。

カンファレンスの模様は追ってお伝えしていく予定。ぜひ、楽しみにしてほしい。