本企画では以前、ハワイのお土産としてマカダミアナッツとコーヒーを紹介した。しかし、ハワイの町を歩いている日本人観光客を観察していると、「Cookie」と書かれたビニール袋や紙袋を提げて歩いている人をたくさん見かける。彼らはお土産としてクッキーを買い込んでいるのだ。
ハワイ諸島で最も栄えているオアフ島には、複数のクッキーブランドの店が点在している。どのブランドのクッキーも個別包装されていて、大人数に配るお土産に最適だ。
ハワイのクッキーの特徴は、サクサクとした食感が美味しいショートブレッドの生地に、チョコレートをかけたり、マカダミアナッツを混ぜたりと、味がさまざまな点だ。
ショートブレッドと言えば、イギリス(正しくは、スコットランドの伝統菓子)の定番土産であり、「なぜハワイでショートブレッドがこれほど流通しているのか?」という疑問はあるが、ここではあえて突っ込まずに先に進みたい。
今回は、ハワイのクッキーブランドのうち、筆者が実際に購入したオアフ島の「ホノルル クッキー カンパニー」とハワイ島の「ビッグアイランド キャンディーズ」を取り上げることにしたい。
オアフ島の代表ブランド「ホノルル クッキー カンパニー」
ホノルル クッキー カンパニーのクッキーの最大の特徴は、パイナップルの形をしていることだ。どのクッキーも生地はショートブレッドなのだが、味がチョコレートだったり、パイナップルだったりする。その種類は10以上に及び、コナコーヒー、パイナップルマカダミア、マンゴマカダミアなど、ハワイらしい味が用意されている。
同店でうれしかったのは、1個ずつ箱詰めにすることができる点だ。これだけ種類があると、いろいろな味を試してみたくなる。また、店の隅には試食コーナーがあり、ほぼすべてのクッキーを味わうことができる。これも購入する商品を選ぶ上で役立った(試食だけして店を出て行く人も少なくない)。
さすがに全種類は食べなかったが、個人的には、"チョコレートがけ系"よりもパイナップルやマンゴといったフルーツ味のクッキーのほうが、爽やかで美味しかった。
同店の強みはアラモアナ・センターなど、主要なショッピングセンターには店舗がある点。「買い忘れた!」と思っても、どこかしらで購入することができるのは観光客にとって強い味方かも。