グレープシティは26日、Visual Studio向け画像処理コンポーネント「LEADTOOLS 16.5J」、およびプラグイン3製品を発表した。発売日は9月30日。開発ライセンスの価格は、Imaging Proエディションが14万7,000円、Imaging Pro Suiteエディションが18万9,000円、Document Imagingエディションが33万6,000円。

LEADTOOLSは、生産ラインにおけるFA画像検査や医療システムの画像診断といった画像系システム開発に欠かせない処理クラスと表示用コントロールを収録したVisual Studio向けコンポーネント。画像変形、色補正、高度なエフェクト、フォーマット変換などのクラスが用意されている。

LEADTOOLS 16.5Jでは、すべてのエディションでWPFコントロールが追加されたほか、Windows自身の画像取り込み機能を使ってスキャナなどの周辺機器から直接画像を取り込めるインタフェース「WIA」がサポートされた。また、Document Imagingでは、FAXやスキャナから取り込んだ画像に注釈を追加する機能やノイズ、パンチ穴の除去、傾き補正など電子ドキュメント作成を支援する処理クラスが提供される。

プラグインは、バーコード画像からデータの読み込みや画像への書き込みを行う「Barcode Plug-In」、PDFファイルを読み込んで画像データとして表示する「PDF Plug-In」、JPIP(JPEG 2000 Interactive Protocol)を使用してJPEG 2000形式画像をクライアントとサーバ間でインタラクティブにロードし表示する「JPIP Plug-In」の3つ。