ジュピターテレコム(J:COM)は8月26日、同社グループが従来行ってきた安心・安全、環境への取り組みおよび福祉・健康、芸術・文化・教育へのサポート、地域振興などの社会貢献活動の総称を「ニコロジー活動」とし、今後展開していくことを発表した。
同社コーポレートコミュニケーション本部 本部長の佐々木健氏は、「当社は地域社会との共存を目指した活動を、地域密着を目指し、各局の地元に直接的なメリットとして与えることを目標に取り組みを行ってきた」とし、それら各種活動を今後は"ニコロジー活動"の名称の下、より拡充していくとする。同活動のキャッチフレーズは、「ニコニコを、人へ、街へ、環境へ」としており、「ユーザーにJ:COMの社会貢献活動を身近に感じてもらうためのネーミング」(同)と説明する。
同社では同活動の一環として、9月を社会貢献活動の強化月間「ニコロジー月間」とし、テーマに即した番組を25番組、12チャンネルにて放送するほか、清掃などの地域・加入者・従業員による活動の実施、イベントの開催、各種の告知活動の4本を基本の柱とし展開していく計画。
今年のテーマは「地域で家族で身近にできるエコ活動」としており、家庭や地域でできるエコロジー活動に焦点を当てる。主なものとしては、昨年より開始した地域のごみ拾い活動「CLEAN UP OUR TOWN 2009」を9月6日に、全国60カ所にて開催予定。「昨年の実績は、天候不順で中止になった場所を除けば、全国34カ所で実施、約1万人の参加で、総量15tのごみを収集した」(同社ブランドコミュニケーション部部長の室岡寿美子氏)としており、今年はそれ以上の規模での実施を目指すとする。
「CLEAN UP OUR TOWN 2009」についての説明を行う同社ブランドコミュニケーション部部長の室岡寿美子氏(手に持っている赤い軍手とTシャツは当日、同社スタッフが着用するもの) |
学校や家庭で育てたゴーヤのグリーンカーテンからゴーヤを収穫して料理教室なども開催も予定 |
また、2009年4月より全国に5万袋のゴーヤの種を配布し、自然の日よけとする「J:COM グリーンカーテン 2009」の活動の一環として、カーテンができた小学校でのコミュニティチャンネルの番組撮影や、カーテンから収穫したゴーヤの料理教室の開催などが予定されている。
さらに、地球温暖化防止センターが算出した温暖化対策の試算結果を掲載したパンフレットを同封したマグネットを全国で5万個配布するほか、募金活動などもオンデマンドなどを駆使して実施していくとする。
このほかにもイベント活動として、ムービープラスチャンネルの協賛による映画「皇帝ペンギン」の試写会を9月18日に東京の「としまえん」および大阪・梅田にて開催する予定としているほか、9月27日には、全国12カ所のジェイコムショップにおいて、おもちゃ病院協会より派遣されたおもちゃドクターが壊れたおもちゃの修理などを受け付ける予定。
なお、同社では10月以降も、従来行ってきた局社周辺の清掃活動や営業車などによる地域の防犯活動、STBのリサイクル活動などを引き続き行うなどの活動を続けていくことで、環境貢献を地域住民に意識してもらいたいとしている。