NVIDIAは、Hewlett Packard(HP)のワークステーション(WS)「HP Z800 Workstation」に最大2台の同社のGPU「Tesla」が構成可能になったことを発表した。これにより、デスクトップ上でGPUコンピューティングを活用することができるようになる。
搭載可能なTeslaはPCI Express ×16スロットに接続するGPUコンピューティングプロセッサボード「NVIDIA Tesla C1060」で、1枚当たり単精度演算の場合で最大933GFLOPSの性能を発揮することが可能。
ストリーミングプロセッサコア数は240で、プロセッサコア周波数は1.29GHz、メモリはGDDR3を採用し4GB搭載している。
Teslaを搭載した同ワークステーションについて、HPでは、スーパーコンピューティングクラスタに比べコストを最大1/100に、かつ電力消費を約1/20に低減させることができるほか、従来のワークステーションに比べ最大250倍の処理速度向上が見込めるとしている。