Analog Devices(ADI)は8月24日、ディファレンス・アンプ「AD827X」ファミリとして「AD8276」「AD8277」「ADAD8278」の3製品を発表した。パッケージサイズは4.9mm×3.0mmで、個別素子の抵抗アレイやオペアンプなどで構成させる回路と比べて機器の小型化が可能となる。すでに3製品ともに量産開始となっており、単価は0.95ドルからとなっている。

3製品ともに、2.5Vから36Vの電源範囲と低消費電力、そして帯域幅550kHzを実現している。最大静止電流は220μAでありながら、競合デバイス比で約10dB高い86dBのcmmr(同相ノイズ除去比)を実現している。また、応答時間はスルーレートが1.1V/μsで、設定電圧の0.01%以内に達するまでのセトリングタイムは15μsである。