NTTドコモとゼンリンデータコムは、業務・資本提携を強化するため、ゼンリンデータコムが、ドコモとゼンリンを引受先として第三者割当増資を実施し、NTTドコモがゼンリンデータコムの3,038株(1株24万円、払込総額は7億2900万円)を、ゼンリンが3,400株を取得すると発表した。
第三者割当増資引き受け後のゼンリンデータコムの株式保有比率は、NTTドコモが20.6%、ゼンリンが56.2%になる。
NTTドコモとゼンリンデータコムは、2007年6月の業務・資本提携によって、携帯電話向けの地図情報アプリケーションや携帯電話で取得する位置情報と連動したサービスを提供しているが、今回の提携によって、両社の協業をさらに確固たるものとし、携帯電話を利用した位置情報サービスにおける各種取組みをスピーディーに実現していくという。
具体的には、地図上の観光情報や地域スポット情報の充実および地下街地図の整備などによる地図データコンテンツの充実、3D技術などの応用によるナビゲーションの高度化などの、位置情報に基づく行動支援サービスの提供を検討していくという。