リョービイマジクスは、OpenTypeフォントの和文「本明朝-Book」と欧文4書体を収録した「本明朝-Book 書籍専用パック」を9月1日から発売すると発表した。Windows対応とMacintosh対応のパッケージが別途に用意され、価格はどちらも4万9,350円。見積もりや受注開始は27日より。
「本明朝-Book」は、本明朝の流れを踏襲しており、判断性と可読性を重視した適度な黒みと安定感のある書籍専用書体として開発されたとのこと。太さは「本明朝-L」と「本明朝-M」の中間的なウェイトで、各エレメントは活字の柔軟性を再現するためにアナログ的な要素も取り入れたという。11Qから16Q(8pt.から11pt.)の書籍や雑誌本文での使用が想定されており、仮名や句読点、括弧などを位置や大きさも調整されているという。
仮名は、「標準がな」や「小がな」のほかに、築地系の柔らかな雰囲気を持った「新がな」と「新小がな」の4種類を標準装備。さらに、「本明朝-Book」に濃度やラインを合わせた4書体20種類の欧文書体を収録している。また、欧文4書体に関しては、縦組用応分書体Verticalも追加されているとのこと。
動作環境は、Windows版がWindows 2000 Professional(SP4) / XP(SP2) / Vistaで、64bit版には未対応。Macintosh版がMac OS 8.6から9.2.2(ATM4.6.2以降) / Mac OS X 10.0以降に対応する。同パッケージでは、1台のPCに限り何回でもインストール可能。