Firefox web browser - Faster, more secure & customizable |
Firefoxは3.0よりブックマーク、履歴データ、そのほかのストレージ関連のデータをSQLiteデータベースに保持するようになった。同時に履歴保持期間も9日から90日へ延長されている。これはアドレスバー(Aesome Bar)における発見性をより向上させる目的がある。
データベースを活用することで大規模データの保持と活用が可能になったわけだが、ほかのデータベースがそうであるように、利用するにしたがってフラグメンテーションが発生し、利用できないスペースが発生するという問題もあった。これを解決するにはSQLiteデータベースのデフラグと利用していないスペースを切り詰める作業を定期的に実行すればいい。データベースサイズや起動時間の短縮が実現されることが確認されている。
どのように最適化するかはVacuum your Firefox databases for better performance - Mozilla Linksにまとまっている。SQLiteツールを使って直接データベースファイルをVACUUMするというものだ。現在でもこの方法でFirefoxの使っているSQLiteデータベースファイルの最適化を実施できる。
先ほどの方法では一旦Firefoxを終了して作業する必要があるが、22日(米国時間)に発表されたVacuum Firefox databases for better performance, now with no restart - Mozilla Linksには、エラーコンソールから作業すればFirefoxを終了することなくVACUUMができることが紹介されている。ただし最適化できるSQLiteデータベースはPlacesに限定される。また、最適化処理をデフォルトにする計画の話や、Vacuum Placesというこの処理を実行するためのエクステンションも同ブログで紹介されている。