Linux Foundationは8月19日(米国時間)、Linuxカーネルの開発に関する調査結果を発表した。同発表によると、Linuxカーネルの開発者は2008年8月以来カーネルをリリースするごとに10%増加しており、270万行のコードが追加されたという。
開発者について見てみると、Linuxのカーネルは200社以上の企業に勤める1,000人近くの開発者によって開発されている。70%のカーネルが、レッドハット、IBM、ノベル。インテル、オラクル、富士通で働く開発者によって開発された。加えて、Linuxの開発に従事することを認められた開発者が多い企業は、レッドハット、グーグル、ノベル、インテル、IBMだという。
開発状況について見てみると、1日に開発されるコードの平均数は1万923、削除されるコードの平均数は5,547となっている。また、1時間で承認されるパッチの平均数は5.45であり、ここ1年間で42%増加している。
このようにLinuxカーネルの開発が加速している背景として、ネットブック、エネルギー、自動車などの新たな分野においてLinuxの需要が起こっていることが挙げられている。