NTTファシリティーズは8月19日、CSR活動の一環として、太陽光発電による水浄化システム「ソーラーUFO」を活用した新たな環境面の社会貢献活動に取り組み、8月22日より大阪城の堀と「水都大阪2009」のイベント会場「道頓堀川湊町船着場」で、同システムの運用を開始すると発表した。

ソーラーUFOの仕組み

同システムは、直径5mの円盤型の浮体の上に太陽電池を設置し、内部には濾過システムや水中にエアを供給する曝気システムを搭載。こうした仕組みにより、太陽電池パネルの稼働が可能な昼間に水浄化を行う。運転に必要なエネルギーはすべて太陽光発電でまかなうため、CO2を排出しない。夜間は昼間に蓄電池に蓄えた電力によりLEDが点灯し、幻想的な情景を作り出す。

また、濾過水を噴水する機能により、鳥のふんなどを洗浄し、汚れによる太陽電池の効率低下を防止する。同機能は太陽電池の温度の上昇も防ぐため、発電効率を維持する。

ソーラーUFOの主要機能

同システムの設置機関は、道頓堀川が8月22日から10月12日まで、大阪城公園が8月22日から来年3月31日までとなっている。今後、東京エリアにおいても同システムの設置が予定されている。