日本電気(以下、NEC)は8月19日、サービス型ERPソリューション「EXPLANNER for SaaS」を発表した。
EXPLANNER for SaaSは、NECのERPパッケージソフトウェア「EXPLANNERシリーズ」をSaaS型のサービスとして提供するソリューション。販売・会計・人事・給与などの基幹業務領域のほか、製造業、建設業、物流などに特化したアプリケーションも用意されており、幅広いにニーズに対応できるという。
最大の特長は、顧客企業グループのIT全体最適を実現する「IT構造改革企画コンサルティング」や、100種類以上の業務/業態モデルテンプレートを組み合わせて最適な標準業務モデル設定を行う「BST(Business Solution Template)業務モデリングサービス」をオプションサービスとして併せて提供する点。前者はNECの専門コンサルタントが計画を立案し、後者は専門要員30名体制で顧客企業プロセスに即した"標準業務モデル"を策定する。
また、生産管理・販売管理においては、BST業務モデリングサービスを利用した顧客に対し、在庫最適化など客観的に計測可能なかたちで設定した成果目標やSLA(Service Level Agreement)の達成度に応じて変動するサービス価格体系を採用。年度ごとに成果を評価し、価格を設定するという。
販売開始は今年9月。12月よりサービスが提供される。なお、IT構造改革企画コンサルティングおよびBST業務モデリングサービスの価格は、それぞれ1000万円(税別)~、200万円(税別)~。