EMCジャパン CM&A事業本部 鷲崎達也氏

EMCジャパンは8月18日、同社が提供する情報漏えい対策ソリューションの核となる2製品「Documentum IRM」「Documentum eRoom」を30日間無償提供するトライアルサイトを開設したと発表した。

Documentum IRMは、デジタル文書に対する権限制御を行うセキュリティ製品。Microsoft Office文書やPDF文書などを開く際にサーバとの間で認証処理を行い、「閲覧禁止」「編集禁止」「印刷禁止」「コピー&ペースト禁止」などの制御をかけることができる。サーバをDMZに設置することで、社内のみならず、外部から開く際にも認証をかけられるのが大きな特長。発行済みアカウントの権限も随時変更できるため、「機密ファイルがID/パスワードと共に流出した際にも、閲覧を禁止するなどの対応を施せる」(EMCジャパン CM&A事業本部 鷲崎達也氏)という。

また、電子透かしをページ単位で入れることができるほか、画面ショットの取得を抑止することも可能。SDKが提供されており、各種CADやTIFFなどのフォーマットにも対応することができる。加えて、アクセス/操作ログがすべて記録されるうえ、一度開いたPC上であればオフラインでも再度ファイルを開くことも可能だ。

一方、Documentum eRoomは、文書管理機能などを提供するプロジェクト管理製品。ドラッグ&ドロップでファイルコピーなど、Windowsのエクスプローラーと同じような感覚で操作できる。Documentum IRMと連携させることで、特定フォルダに置いたファイルに対して同一ポリシーのアクセス制御を自動的に適用するといったことが可能になる。これにより、「ユーザーは指定されたフォルダにファイルを放り込むだけでIRMの機能を利用でき、シンプルな運用を実現できる」という。

トライアルサービスは基本的に30日間利用可能(それ以上は要相談)。利用可能人数は10名。詳細はトライアルサイトを参照してほしい。