オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、新規株式公開(IPO:Initial Public Offering)を予定している企業の内部統制などの要件を満たすためのIPO支援プログラムとして「奉行IPO Pack」を8月17日から発売すると発表した。

IPO検討企業には、「会計監査・内部統制監査に耐えうる会計システムの用意」、「高い信頼性を備えた財務諸表の作成」、「 企業規模や準備過程にマッチした、低廉な導入コストによるITの準備」などの課題があるという。これらに対し、奉行IPO Packでは、期首残高の金額を確定し、財務諸表の金額を担保する段階的な締め処理機能、ID・ログ管理などのIT統制機能、情報セキュリティの国際標準規格ISO15408認証製品である「勘定奉行V ERP」を提供する。

また、オプション(NETWORK モデルは標準)として内部統制関連項目の設定を細かくサポートする「統制支援サービス」も用意する。

そのほか、承認権限者、担当権限者を分け、参照許可や削除拒否などを詳細に設定管理可能な利用者登録・権限管理、パスワードの有効期限や利用不可範囲の設定が可能なセキュリティポリシー、起動・操作ログの管理を行うログビューア・ログポリシーなどがある。

奉行IPO Packには、低コストではじめられるStartupモデルと、上場後の拡大する業務へも安心して活用できるNETWORKモデルの2モデルがあり、Startup モデルは導入・保守費用を含み92万円、NETWORKモデルは257万2000円となっている。