アップルジャパンは14日、報道関係者向けに「Final Cut Studio」の機能説明会を開催した。
「Final Cut Studio」は、アップルから発売中のビデオ編集統合ツール。ビデオ編集ツール「Final Cut Pro 7」やエフェクト制作ツール「Motion 4」、音声トラック編集ツール「Soundtrack Pro 3」など、6つのアプリケーションで構成されている。
注目すべき新機能は、評価の高いコーデック「ProRes」ファミリーに、新しく3種類のフォーマットが加わったこと。最高画質(330Mbps)の「ProRes 4444」や、報道向けにも使える100Mbpsの「ProRes 422LT」など、目的に応じたフォーマットを選ぶことが可能だ。
本社から来日したFinal Cut Studio担当のシニアプロダクトマネージャー・Judson Coplan氏は、「Final Cut Studio」が世界中の放送・ポスプロ市場で50%ものシェアを獲得している現状を紹介。使いやすいだけでなく、高い性能を誇るツールであることを強調した。また近年は、ドキュメンタリー映画制作に同製品が広く使われており、世界中で開催されている映画フェスティバルで発表されるドキュメンタリー映画の60%以上は、Final Cut Studioで制作されていると語った。
「Final Cut Studio」の価格は10万8,800円、アップグレード版は3万1,800円となっている。