Ubuntu開発チームのSteve Langasek氏は8月13日(英国夏時間)、Ubuntu Linuxの次期リリース「Ubuntu 9.10(開発コード"Karmic Koala")」のアルファ第4版の公開を発表した。開発チームは、Ubuntu 9.10からクラウド環境への対応を宣言していたが、今回の版がUbuntu Enterprise Cloud(UEC)とAmazon EC2に対応した初めてのバージョンとなる。
Ubuntu 9.10 α4の主な特徴は以下の通り。
- 開発版であるGNOME 2.27.4を採用
- 派生バージョン「Kubuntu」のネットブック版をリリース
- UECおよびAmazon EC2上でクラウド環境構築のためのイメージを提供開始
- デフォルトのファイル共有サービスに「Ubuntu One」を採用
- Linuxカーネル 2.6.31-5.24
- halをディプリケート
- IntelビデオドライバをEXAからUXAに変更
- デフォルトコンパイラにGCC 4.4
- デフォルトファイルシステムにext4
- デフォルトブートローダにGRUB 2
- iSCSIインストレーションの改善
そのほか、数多くのソフトウェア/パッケージがアップデートされている。
Ubuntu 9.04 α4は開発者向けのアルファ版であるため、一般ユーザの使用は推奨されていない。ISOイメージのダウンロードは、32ビット版/64ビット版ともに以下のリンク先ページから可能。