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Jen Gordon氏がSmashing MagazineにおいてHow to Create Your First iPhone Applicationというタイトルのもと、iPhoneアプリケーションを開発する場合の流れを一通りまとめている。iPhoneアプリケーション開発からApp Storeへの公開まで、その一連の流れは簡単とは言い難い。How to Create Your First iPhone Applicationは全体の流れが短くまとまっており、iPhoneアプリケーション開発を検討している場合は一度チェックしておきたい内容だ。
How to Create Your First iPhone Applicationで紹介されている内容は次のとおり。
- アプリケーションのアイディア出しと検討(なんらかの問題を解決するものか、ニッチな市場にマッチしているか、人々を愉快にさせるものか、必要な機能はあるか、インタラクティブ性はあるかなど)
- 必要なツールの購入と準備(iPhone/iPod touch購入、Mac OS X 10.5.5以降を搭載したIntel Macの購入、Apple iPhone Developer Programへ参加(99米ドル)、iPhone SDKのインストールなど)
- 必要になるスキルの確認(iPhoneアプリでできることの調査、市場調査、Objective Cプログラミング能力、スケッチ能力、アプリケーションのプロモート方法など)
- App Storeでほかのアプリケーションを調査 (何をするアプリを開発しようとしているのか、類似アプリはどれか、成功しているアプリではどうしているか、そのアプリがもたらす価値はなにか、などをはっきりさせる)
- iPhone/iPod touchのインタフェースを理解する
- アプリケーションの対象ユーザを特定する
- アイディアをUIの形まで書き起こす
- よりリアルなUIデザインまで洗練する
- プログラミングにとりかかる
- App Storeへアプリケーションを提出する (サーティフィケイトの作成、App IDの定義、配布用プロファイルの作成、アプリケーションのコンパイル、iTunes Connectへアップロード)
- アプリケーションを売り込んでいく
- 粘り強く、そして諦めないこと
iPhoneアプリケーションを開発するには、IntelベースのMac実機とMac OS X 10.5.5以降のOS、実機で試すには当然iPhoneやiPod touchも必要になり、99米ドル支払ってApple iPhone Developer Programへ参加する必要もある。プログラミング言語もObjective Cであり、そのUIや慣例は従来のデスクトップアプリやウェブアプリとは随分違っている。
開発の自由度を高める取り組みを続けているAndroidと比較して、iPhoneアプリケーションの開発は自由度の低い面があり、資金的にも時間的にも投資が必要だ。しかし、iPhoneが重要なデバイスとして普及していること、ソフトウェア市場として魅力的な規模になりつつあることは間違いない。