ON Semiconductorは、電圧リファレンスIC「CAT8900」を発表した。現在、3ピンSOT-23パッケージでサンプル提供され、1万個注文時の単価は、初期精度±5.0 mVバージョンが0.60ドル、初期精度±2.5 mVバージョンが0.92ドル、初期精度±1.0 mVバージョンが1.55ドル、初期精度±0.5 mVバージョンが2.44ドルとなっている。

電圧リファレンスIC「CAT8900」のパッケージイメージ

同製品は、電圧リファレンスを提供し、初期精度が0.02%±0.5 mV、温度係数は20ppm/℃で、800nAの最大消費電流を維持することが可能。最大10mAの負荷電流をソースまたはシンクし、ドロップアウト電圧は50mVとなっており、大部分のアプリケーションで、出力バイパス・コンデンサは不要にすることができる。主なターゲットは、ハンドヘルド医療機器、高分解能A/DおよびD/Aコンバータ、および高精度レギュレータ・システムなどとしている。

同製品ファミリには、1.024V/1.200V/1.250V/1.800V/2.048V/2.500V/2.600V/3.000V/3.300Vの9種類の電圧リファレンスが用意。各リファレンスは、±0.5 mV、±1.0 mV、±2.5 mV、±5.0 mVの4つの精度グレードで提供される。