日立ソフトウェアエンジニアリングは8月11日、電子文書の運用/管理を支援するソフトウェア「MEANS/Base」を発表した。

MEANS/Baseは、ファイルサーバに格納された電子文書の属性情報を抽出/インデックス化し、それらの情報に基づいたツリー構造で電子文書を管理することができるソフトウェア。タイトルや日付、顧客名、管理番号、ファイルシステムのプロパティ情報など、さまざまな情報を基に仮想的なフォルダ構成を自動生成し、それを使って各電子文書にアクセスすることが可能なため、ファイルサーバに蓄積された膨大な電子文書を整理するうえで有効だという。

日立ソフトでは、同製品を活用して、「MEANS紙文書電子化ソリューション」と「MEANSファイルサーバスリム化ソリューション」の2つのソリューションを提供する。

MEANS紙文書電子化ソリューションは、紙文書を複合機でイメージ化してファイルサーバに格納し、それをMEANS/Baseで整理/分類するソリューション。一方のMEANSファイルサーバスリム化ソリューションは、MEANS/Baseによりファイルサーバを監視して利用状況をグラフ表示したり、活用度の少ないファイル等を不要ファイル候補として告知したりし、ファイルサーバの使用容量節約や共有電子文書利用の活性化を促すソリューションになる。

MEANS紙文書電子化ソリューション

MEANSファイルサーバスリム化ソリューションの概要

なお、MEANS/Baseの動作環境は以下のとおり。

OS Red Hat Enterprise Linux
Windows Server 2008 (次期バージョンにて対応予定)
CPU Intel Xeon 2.0GHz以上
メモリ 8GB以上
HDD インデックス格納用250GBより

MEANS/Baseを活用した両ソリューションの価格は、いずれも1サーバライセンスあたり315万円(500ユーザ、100万文書対応)~。本日より販売が開始され、10月1日より出荷が開始される。