Apple - iPhone - Mobile phone, iPod, and Internet device. |
AppleはiPhone in BusinessにおいてビジネスシーンにおけるiPhoneの情報をまとめている。iPhoneはMicrosoft Exchangeに接続できる。またIPSec VPNへの対応、802.1X認証機能に対応したWPA2への対応、IMAPへの対応など、ビジネスシーンで活用するための機能を提供している。
iPhone in Business - Profilesには、実際にiPhoneをビジネスに活用している企業の事例が紹介されている。どの事例も興味深いが、Profiles - Surflineはユーザ、従業員、システム管理のどれにもiPhoneを活用し、しかも本来の業務はIT系ではないという点で興味深い。
SurfinはSURFLINE.comにおいて世界中のキーとなる150カ所に設置されたカメラによる波ライブ映像や波の予測をサービスとして提供している。従業員規模は50人、1カ月あたり150万人のユニークユーザが訪れ、50万人以上がモバイルデバイスからアクセスしている。そしてアクセスされるモバイルデバイスの半数以上がiPhoneからのアクセスだという。iPhoneからのアクセスはSafariのみならずSurf Reportという専用のアプリケーションを使うこともできる。
このシステムを管理しているのも、またiPhoneからだという。システム管理はWebインタフェースから操作できるように構築されているため、iPhoneさえあればどこにいてもシステムのモニタリングやリブートが可能。さらにSSHターミナルアプリケーションTouchTermを使ってサーバへアクセスし管理しているという。従業員もiPhoneを使っている。新しい従業員のiPhoneセットアップは5分で完了するという。Microsoft Exchangeサーバにアクセスしてユーザ名とパスワードを作成。あとはiPhoneからVPNへのアクセス、メール、カレンダ、アドレス帳にアクセスできる。どこにいても情報にアクセスできる。
iPhone in Business - Profilesではほかに新聞社、レンタル企業、不動産、エンターテイメント、運輸、建築、病院、飲食、食料品メーカ、研究、法律事務所、自転車デザインなどの企業におけるiPhone活用事例が紹介されている。ビジネスに使えるiPhoneアプリケーションは日々増え続けている。業界のiPhone活用に関する関心も高い。