ミック経済研究所は8月10日、「ECにおけるネット決済サービス市場の現状と展望 2009年度版」を発行。その一部を公開した。
それによると、ネット決済サービス4種類(電子マネー決済、ネットバンク決済、モバイルキャリア決済、クレジットカード決済)の2009年度の合計市場規模は1341億円に上る見込み。2008年度の1194億円から12.3%増加することになる。ミック経済研究所では、来年度以降も毎年10%前後の伸びが継続されると予測。2013年度には1885億円にまで成長するとの見方を示している。
4種類のネット決済サービスのうち、市場規模が最も大きいのはモバイルキャリア決済で550億円(2008年度)。次いでクレジットカード決済の470億、ネットバンク決済の131億円、電子マネー決済の93億円と続いている。
また、ネット決済代行サービス市場も大きく数字を伸ばしており、2008年度は前年度比21.9%増の439億円。同市場は今後も4種類のネット決済サービスを上回る勢いで成長を遂げると見られており、2011年度には電子マネー決済やネットバンク決済を上回り、最大規模の市場になると予想されている。