HPCシステムズ株式会社は8月7日、デスクサイドで並列計算が行えるパーソナル・クラスタシステム「BoxClusterシリーズ」に、4機種を追加し、翌日から販売開始すると発表した。

BoxClusterシリーズは、オフィスのサイドキャビネット大の筐体であるため、省スペースである。そのほか、オフィスで使うことを前提として、静音・低消費電力という特徴を備える。今回、ラインアップに加わったのは、以下の4機種。

BoxClusterNXi

「BoxClusterSY」はエントリーモデル。CPUは、コスト重視のXeon X3380/X3370プロセッサ、Core2 Duo E8500/E8400プロセッサを搭載でき、並列計算を手軽に始められる。1筐体当たり2ノードで、最大2CPU/8コア、16GBのメモリを搭載可能。価格は、アカデミック向けが32万5,000円から、一般向けが38万3,000円から(いずれも税込)。

「BoxClusterNXi」はBoxClusterMLの後継モデルで、4ノードを搭載。搭載可能なプロセッサはインテルXeon W3550/W3540/W3520で、1筐体当たり最大4CPU/16コア、メモリを48GBまで搭載することができる。価格はアカデミック向けが77万5,000円から、一般向けが91万1,000から(いずれも税込)。

「BoxClusterXNW」はInfiniBand PtoPの低レイテンシ高速通信を特徴とする。インテルXeon X5570/E5540プロセッサを搭載し、1筐体当たり2ノードで、最大4CPU/16コア、192GBのメモリを搭載することができる。価格はアカデミック向けが128万5,000円から、一般向けが151万1,000円から(いずれも税込)。

「BoxClusterDSN」は大容量メモリが搭載可能な最上位機種。インテルXeon L5530/L5520プロセッサを搭載、1筐体当たり4ノードで、最大384GBのメモリ、8CPU/32コアを搭載することができる。価格はアカデミック向けが271万8,000円から、一般向けが319万7,000円から(いずれも税込)。