これから就職/転職活動を行おうと考えている人は、普段の行いに気を付けたほうがいいかもしれない。もちろん外面だけでなく、自分の普段の行動が出る、そうSNSやBlogなんかのちょっとした書き込みもだ。米国のキャリアコンサルタントたちは、不況下においてこうしたちょっとした行為の積み重ねがマイナス評価につながる可能性あることを指摘する。
英Reutersの8月6日(米国時間)付けの報道によれば、米ワシントン州シアトルを拠点とするコンサルタントの1人、Patricia Vaccarino氏は「ソーシャルメディアにより、人々は退屈でいらいらさせるような書き込みを頻繁に行うことがある」と顧客らに警告している。「内視鏡検査、抜歯、飼い犬の死、離縁、闘病記録、アルコールのトラブルなど、Facebookの多くの友人がこうした行動を事細かに記録する様子を見てきた」と同氏はコメントしており、FacebookやTwitter、YouTubeなどでの(他人が見たくないような)投稿内容が将来の雇用主に見られることがあったら……ということを想像してみよう。
日本でも、このようにmixiやBlogなどのサイトで未成年が飲酒/喫煙を示唆する書き込みをしたり、自身の暴力行為や迷惑行為を自慢する事例が散見されるが、これが将来どのような形で見られるかわからない。極端な例だが、市職員希望者のバックグラウンドを調べるためにSNSのIDとパスワードを要求して担当者が謝罪に追い込まれた米国での事例もある。採用担当者はどこで目を光らせているかわからないのだ。