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5日(米国時間)、Samba 3.0系の最新版となるSamba 3.0.36が公開された。バグ修正を目的としたリリースで、EXCELファイルの保存時にACLが不正に処理される問題、ロングネームでドメインに参加した場合にセグメンテーションフォールトが発生する問題、WinBindでクラッシュする問題などが修正されている。

Samba 3.0.36はSamba 3.0系の最後のリリース。3.0系を使っているユーザは、最新のメインブランチであるSamba 3.4系への移行が強く推奨されている。Samba 3.0は2003年9月にリリースされたプロダクトで、Active Directoryの機能が追加されたメジャーアップグレード版として登場した。現在、ほかには3.2系と3.3系がある。

3.2系はセキュリティ修正のみの対応、3.3系はメンテナンスモードと位置づけられている。3.0系は今後リリースされることがないため、3.4系などの現在主要なバージョンとされているプロダクトへ移行することが望ましいとされている。また3.4.0がリリースされたこともあり、3.2系も近いうちにサポートが終了するとみられる。