米IDCは8月6日(現地時間)、2009年第2四半期の世界のPC向けプロセッサの市場動向について発表した。同発表によると、同年同期のPC向けプロセッサの出荷数は前期比10.1%増、前年同期比7.0%減であり、売上高は前期比7.9増、前年同期比15.3%だった。

同社は2009年第2四半期は好調な伸びを示したとしながらも、その理由はインテルとOEMメーカーが在庫調整を行ったからであり、PCの需要が戻ったからではないとしており、PCプロセッサ市場はまだ弱い状況にあり、回復途中にあるとコメントしている。

ベンダー別の出荷数のシェアでは、インテルがトップで78.9%、AMDが20.6%という結果が出ている。出荷数では、インテルが前期比12.5増、AMDが前期比1.8%となっている。

また、セグメント別のシェアでは、モバイルPCプロセッサにおいて、インテルが86.9%と圧倒的なシェアを獲得し、それにAMDが12.6%、VIAテクノロジーズが0.5%と続いている。サーバ・ワークステーション向けプロセッサにおいては、インテルが89.9%、AMDが10.1%、デスクトップ向けプロセッサにおいては、インテルが70.2%、AMDが29.4%となっている。