ベイテックシステムズは、1サーバあたり月額1,000円(契約単位は1年間)で利用可能なインターネットVPNサービス「サテライト・VPN導入ソリューション」を発表した。
同サービスは、ユーザ企業とリモートオフィスや社員の自宅などをインターネットVPNで接続するもの。社外から社内LANのファイルサーバへのアクセスや業務アプリの実行、監視カメラの操作、リモートデスクトップとの併用による自宅や外出先から勤務先のPCの操作といった用途で利用できるという。
ルータ等は使用せず、サーバ上のソフトウェアだけでVPNを実現する。
クライアント用ソフトは無償で配布するため、1台のサーバで運用可能な場合はクライアントの人数や台数に関わらず、月額1,000円で利用できる。1サーバあたり、100クライアント程度は利用可能だという。
サーバ/クライアントともWindows 2000/2003/2008/XP/Vista(64ビット版を含む)で利用可能であり、Windows 7は検証中。
VPNのポート番号を指定でき、自社のセキュリティポリシーに合わせた運用が可能。VPNサーバ側にファイアウォールやルータを設置している場合は、ルータへのポートフォワーディング設定やVPNサーバのDMZ(非武装地帯)への配置により利用できる。
サーバ-クライアント間の通信には、暗号化技術としてAES 128ビット方式を採用。IDおよびパスワードによるユーザ管理や、IP制限にも対応する。ユーザをメインユーザとゲストユーザに分け、ゲスト同士の通信を禁止することも可能。
インストールは約15分で完了するとしており、導入支援サポートも基本サービスに含まれ提供される。
なお、一部のセキュリティソフトとの相性があるため、同社では事前にお試し版の利用を推奨している。