アルプス システム インテグレーションは7月28日、USBメモリ暗号化ソフトウェア「InterSafe SecureDevice」を2009年8月24日より発売すると発表した。同製品は、同社の総合セキュリティ対策製品群「InterSafeシリーズ」の新たなラインナップに追加される。

InterSafe SecureDevice

同製品によってフォーマットされたUSBメモリは制御エリアとデータ格納エリアを持ち、データ格納エリアへ格納されるデータは仮想暗号化ドライバを通じてすべて暗号化される。これにより、USBメモリを経由したデータの持ち出し、情報漏洩、ウイルス感染の防止を実現する。

従来のUSBメモリのセキュリティ製品はハードウェア型一体だが、同製品はソフトウェアであるため、USBメモリを新規購入することなく既存のUSBメモリを利用することが可能。

同製品は、利用シーンに応じてセキュリティ機能が異なる3つのモードを使い分けることができる。盗難・紛失対策としてパスワード認証を行う「パスワードモード」、情報漏洩対策としてゲストPCへのデータ保存を不可とする「情報漏洩対策モード」、ウイルス対策としてゲストPCとUSBへのデータ保存を不可とする「ウイルス対策モード」が用意されている。

加えて、USBメモリに対して、コピー&ペースト、印刷、プリントスクリーンを制御することができるほか、オプションとしてデバイス制御、持ち出し申請の機能がある。

価格は一般ライセンスの基本パック(管理ソフト + 5ライセンス)が3万8,000円であり、追加ライセンスが99ライセンスまで7,200円、 100~499ライセンスが6,800円、500~999ライセンスが6,500円 となっている(追加ライセンスは)。また、アカデミックライセンス(管理ソフト + 5ライセンス)は基本パックが3万円で、追加ライセンスが1ライセンス当たり5,000円となっている。