日立製作所は7月28日、2009年度第1四半期(4月1日~6月30日)の連結決算を発表した。
それによると、第1四半期は、売上高が1兆8929億円(前年同期比26%減)、営業損益が505億円損失(前年同期比 -1282億円)、純損益が826億円損失(前年同期比 -1142億円)という結果だった。
事業部門別の結果は以下のとおり。
事業部門 | 売上高(前年同期比) | 営業利益(前年同期比) |
---|---|---|
情報通信システム | 4716億円(21%減) | 32億円(86%減) |
電子デバイス | 1898億円(33%減) | -71億円(-168億円) |
電力/産業システム | 6571億円(20%減) | -168億円(-430億円) |
デジタルメディア/民生機器 | 2412億円(28%減) | -134億円(+4億円) |
高機能材料 | 2726億円(40%減) | -25億円(-386億円) |
物流及びサービス他 | 2130億円(27%減) | 25億円(35%減) |
金融サービス | 922億円(前年並み) | 23億円(63%減) |
日立製作所 執行役副社長 三好崇司氏 |
日立製作所 執行役副社長 三好崇司氏は、「電力関連や都市開発の分野は前年並みの数字だったが、ほかは軒並み減収減益。特に自動車、半導体、産業機器は落ち込みが大きかった」と概況を説明。ただし、「当初の予測に対しては上ぶれしている」と続けた。
また、2009年度で2000億円の固定費削減を目指している事業構造改革については、「前倒しで進めており、第1四半期ですでに900億円を達成している」と明かした。