日本アイ・ビー・エムは7月28日、中堅企業がSOA(サービス指向アーキテクチャ)に対応したアプリケーションを構築するためのソリューション「MEGA-Frame(Midrange Enterprise Global Application Frame)」のオファリング・メニューを拡充し、システムの企画から構築・運用・保守までを統括的に支援できる新たな体系を提供する。

同ソリューションはSOA対応のアプリケーション構築のフレームワークで、既存システムやERPとも容易に連携でき、ビジネスの変化に迅速に対応できるシステムを、短期かつ低コストで構築できるよう支援する。

同ソリューションでは、認証・権限管理やログ出力、開発に役立つユーティリティー類を提供する「MEGA-Frame Base」というアプリケーション基盤と、MEGA-Frameを基盤とした販売管理向けのアプリケーション・テンプレートである「MEGA-Frame 販売管理」を提供する。

今回、追加されたオファリングは以下のとおり。

  • SOAセッション&MEGA-Frameデモ
    半日×2回の顧客とのセッションを通じて、顧客の環境における「最適なSOAの形」を迅速に整理する(無料)。

  • SOAビジョニング(システム構想策定)
    顧客固有の課題解決に向け、SOAの価値、構築基盤としてのMEGA-Frameの有効性を検証し、新システムのブループリントやマスタープランの策定を支援する。

  • SOAシステム構築
    MEGA-Frameを構築基盤とし、IBMグローバル標準の設計・開発方法論に沿い、高品質のシステムを早期に構築するよう支援する。

  • SOAガバナンス・フレームワーク策定
    顧客環境下におけるガバナンス・フレームワークを検討し、管理・統制の対象とした項目に関して具体的な検討を進め、ガバナンス規定としての文書化を支援する。

  • トレーニングキット for MEGA-Frame
    設計・開発プロセス全体を体験できるトレーニングキット。

  • アセット再利用基盤整備支援
    MEGA-Frameを基盤として開発されたアセットの再利用を促進するため、アセットの登録、再利用可能なアセットの検索などの環境整備を支援する。