リコーは日本IBMと協業し、Lotus Notes/Dominoをクラウド環境で利用するサービスを提供すると発表した。今後両社は、営業およびマーケティング活動を共同で展開していく。
リコーではこれにより、最近の経済環境悪化により強まっている「運用管理コストを削減したい」「削減した分のコストをコアビジネスへ重点的に投資したい」という企業ニーズに応えていく予定だ。
具体的には、リコーは約12年にわたりLotus Notes/Dominoを販売・導入してきた実績に基づき、日本IBMの協力のもと、サーバハードウエア、ソフトウエア(OS、Lotus Notes/Dominoシステム)及びそれらの運用・保守・監視業務から、LotusNotes/Dominoの基本機能(ユーザー、IDファイル、アドレス帳のメンテナンス等)の業務代行までを含めたサービスを、同社のクラウド環境において提供する。
これらのサービスは、利用者数や契約ディスク容量に応じたライセンス料込みの月額従量制で提供される。
提供開始は今年の10月を予定しており、価格は1ライセンスあたり2000円程度を見込んでいるという。